生コンクリートプラント様からのご依頼により、混和剤の過剰添加に伴う品質への影響が懸念されたコンクリートについて、リバウンドハンマーを用いた非破壊調査を実施しました。表面に脆弱化が疑われる箇所を対象に、反発度を測定し、コンクリートの圧縮強度を推定するための基礎データを取得しました。
調査概要
ご依頼元:生コンクリートプラント様
調査対象:混和剤の過剰添加による品質低下・脆弱化が疑われるコンクリート
調査方法:リバウンドハンマー(反発度法)による圧縮強度推定試験
調査目的:対象箇所の表面硬さを把握し、コンクリートの状態を評価するための資料を取得
ご依頼の背景
コンクリートの製造・打設過程では、混和剤の添加量が所定の範囲から外れると、凝結や硬化の状態、品質に影響するおそれがあります。今回の現場では、過剰添加が疑われる箇所について、強度面の状態を確認するための調査をご依頼いただきました。
実施した調査
対象部位の状態を確認したうえで、リバウンドハンマーを使用して測定位置の反発度を調べました。反発度はコンクリート表面の硬さに関係する指標であり、所定の換算方法と測定条件に基づいて圧縮強度の推定に用います。測定結果は、対象箇所の品質を検討するための参考資料として整理します。
リバウンドハンマー試験の特徴と注意点
この試験は、コンクリートを大きく傷つけず、比較的短時間で反発度を確認できる非破壊試験です。一方、測定値は表面状態・含水状態・材齢・測定方向などの影響を受けます。とくに脆弱部では表面の状態が結果に影響するため、反発度からの推定値だけで構造体の圧縮強度や安全性を確定することはできません。必要に応じてコア採取による圧縮強度試験などと組み合わせ、総合的に判断することが重要です。
テクセルの対応
株式会社テクセルでは、コンクリート構造物の状態把握に向けた各種調査・試験に対応しています。表面硬さの確認から、鉄筋探査、コア採取など、対象構造物や調査目的に応じた方法をご提案します。コンクリートの品質確認や劣化状況の調査をご検討の際は、お気軽にご相談ください。
※本記事は調査方法と実施内容の紹介です。測定数値、推定強度および最終判定は掲載していません。
掲載写真

写真1|リバウンドハンマーによる測定状況

写真2|対象となったコンクリート表面の状況

写真3|調査対象範囲の全景
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